のこたべコラム
エココラム 【コペンハーゲンの感動】
もうお忘れかもしれませんが、昨年12月にデンマークで地球温暖化防止会議COP15がありました。
この会議に参加したNGO(気候ネットワーク)のMMIさんと先週末お話をしたのですが、とても感動したスピーチがあったと教えてくれました。
それは、フィジーの大学生ウィッカムさんのスピーチです。
フィジーは温暖化により海面が上昇し、すでに島が沈みつつあります。
「私たちの国を守って欲しい、未来の子どもたちのためにも・・・」
涙ながらの訴えは、多くの出席者の心を打ち、会場から大きな拍手が起こったそうです。
日本でも控えめに報道されていたようですが、私はあまりテレビを見ないので知りませんでした。
温暖化による島国や子どもたちの世代への被害を食い止めるには、大気中のCO2濃度を350ppmに戻す必要があるという研究成果に基づく国際的なキャンペーンが、今世界中で起こっています。
現在のCO2濃度は380ppmを超えてますから、これを350ppmに戻すには、「想像を超える劇的な変化」を社会に起こさなければならないようです。
排出量削減ではなく、大気中の濃度を下げるのですから、生半可な事では達成できません。
私たちの毎日の暮らし方も、つまり電気やガスの使い方、クルマの利用の頻度、買う量、使う量、捨てる量、企業の経営の仕方、商売の仕方・・・すべてにおいて、劇的な変化をこの数年のうちに起こす必要があると。
劇的な変化ってどんな変化か・・・
それは私もすべてをイメージできていないのですが、普段私たちがCSR・・・とか環境配慮・・・とか言ってるレベルでは全然足りないことは確かでしょう。
私たちは知らないうちに地球の限界線を超えてしまっています。
国内だけで、自分の世界だけで生きていると、見えなくなっていることがあります(私もそうです)。
地球の実態と私たちの意識のズレを埋めていく作業が必要だなぁ・・・
COP15の一番の成果は、そういう意識を世界に広めたことなのかもしれない。
MMIさんの話を聴いて、そう思いました。
IEPO 岩井尚人
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